老人と働く

超溌剌元気高齢化社会で働くアラサーの世迷言

超溌剌元気高齢者と働くアラサーの世迷言(二日目)

80代の価値観と21世紀の日本の常識、京都の今。



ここは、京都。1000年以上、我が国の都があった処。
今年は大政奉還から150年であるが、大政奉還とその後の東京遷都はリーマンショック並みの大打撃をこの「都」にもたらした。皇族の方々が江戸へ引っ越すと、それを追って公家商売をしていた商人も職人も、京都を離れていった。


っと、そんな昔話は置いといて。


今現在の京都はというと、やはり、京都は京都なのです!!


職場の80代の超ベテラン着付師さんは、吉岡さん。


吉岡さんの「よし」という字は、


牛丼の𠮷野家の「よし」ではなく、吉田松陰の「よし」だと話してくださいました。


𠮷なのか、吉なのか。


関東育ちのアラサーな私は、「おんなじやん」と思うのですが、


土を書く「よし」は元農民の「よし」であり、士を書く「よし」は元武士なのだそうです。


(どっちでもええやん。今、この会社では、吉岡さんも、𠮷田さんも、お二人とも時給850円のパートさんやん!)


しかし、彼女たちにとっては江戸時代の身分はパーソナリティの構成要素の一つなのだそうで、さすが京都。


大政奉還から、150年進んだのは、カレンダーだけ?
それが、京都です。人々の社会感覚に、文明開化もなければ、日本国憲法第14条も理解されていない模様なのでした。


(80代の高齢者の感覚においてのことですけどね)