老人と働く

超溌剌元気高齢化社会で働くアラサーの世迷言

取り扱い注意。それは、働く女性独身64歳。

職場に、かなり理解できない人がいる。


64歳の独身女性。バツ0。子供なし。職歴、約50年。
中学生の頃から働いていたって、みなしごか?


今時、風来坊な若者が多い中、結婚もせず転職もせず子供の頃からこの道一本で働き続けてこれからも、死ぬまで働く気迫のこの女性。尊敬できるといえば、尊敬できるけれど。


先日、膀胱炎で入院していた。2年前は、乳がんの手術をしたそうだ。


それでも、まだ、働くの?死ぬまで?年金もらえるのに?


そういう生き方、寂しいと思う。


この老人が、ある日、とんでもない「いじめ」を始めた。


新人の20代の可愛い女性が、30万円の留袖を売った。店にとっても、会社にとっても、これは良いことなのだが、ある人にとっては良くないことだった。


ある人とは、この老人。


この老人の人生、この仕事を奪ったら何も残らない。誰も、仕事を奪おうなんて思っていない。しかし、普通に新人が頑張って成果を出してしまうと、相対的に価値が下がるのが……


老人は、この世の酸いも甘いも知り尽くし、乗り越えてきた人。かなり、巧妙ないじめができる人


こんな、いじめがあった。


職場に置いてあったアイロンのスイッチが、「一晩中、つけっぱなしだった」のです。


でも、真相はおそらく、早朝に老人がアイロンのスイッチを入れたのでしょう。


昨日、アイロンを使ったのは成果を上げた新人さんだけ。


老人は、社員みんなの前で新人をしかりつけました。
「朝、アイロンが付いてたんだけど、気をつけて」


新人はコンセントを抜いたキヲクがあったのでつい、「(アイロン)消したはずですけど」と反射的に答えてしまいました。


すると老人は、「何この娘、火事でも起こす気なのかしら、この私の注意に口答えして!!!!」と、騒いで、店長に告げ口をした。


小学生かよ。