老人と働く

超溌剌元気高齢化社会で働くアラサーの世迷言

本当のことを言えない。鬱のアラサーが元気満々高齢者と一緒に働くということ。

実は、私は鬱病を患って三年目です。


当時勤めていた会社は、傷病手当金をもらって休養している間に契約が切れました。


鬱病を患いながら、なけなしの貯金を切り崩して生活するにも限度があり、病を隠して仕事を探し始めました。


週3日のパートなら、できるかな。
単純作業のお仕事なら、できるかな。
内職なら、できるかな。


鬱病を悪化させない程度の仕事を探して、少しでも、前に進もうと頑張って3年。


やっと今、フルタイムのお仕事ができています。


しかし、今でもまだ通院していますし、ふとした瞬間に気分がとてつもなく落ち込んでしまいます。


鬱病は、こわい!恐い!怖い!


そんな時は、風邪をひいたと嘘をついて会社を休んでいます。
鬱病は、心の風邪っていいますし!


風邪くらいで仕事を休むな。
そう思われる方も多いのです。だって、私の倍くらいの年齢で、足腰痛めて、老体にムチを打って働いている方が多いんですもの。戦後のひもじさのなか生き延びてきた人は、生命力が半端ないですね。


そして、もう一つ。


鬱が悪化している時は、本当に、何もできなくなってしまうのです。


例えば、電話やメールです。


お休みの連絡を入れるのも、ギリギリ。きついんです。


そして、「明日は復活しなきゃ。会社へ行かなきゃ」と思うほど、不安が増大していきます。


会社に、正直に、鬱なんですよ、ってカミングアウトしたらいいのかもしれませんが、できないんです。


鬱に対する偏見は、まだあると思います。特に、老人の価値観なんて、そんなもんではないかなと、老人への偏見があるのです。


ダブルの偏見で、もう、誰にも言えず、心の風邪を打ち明けられない。


本当のことを言えない。言っても、言わなくても、絶対に、風当たりはひどいはず。


さむ!苦しー!!